派遣をはじめだしてから15年続けて思うこと

派遣をやりだすきっかけとなったのが、同じバンドマンからの紹介でした。それまでバイトをやっていたのですが、バイトだと時給1000円ぐらいが良いほうで、派遣だと1500円ぐらいになるぞというので派遣を始めるようになったんです。最初派遣の登録に行って登録を済ませ、では仕事を紹介しますと言われると何社かの派遣先のデータや、その会社が求める人材などが書かれた資料を見せて頂きました。

バイトと違う点は、自分で好きな仕事を選んで応募するのではなく、派遣元が提示してきた仕事先の内容をやりたいかで判断するので、ちょっと最初は戸惑いました。そこからやりたい仕事を1件選択し、自分の情報を派遣先に提示してOKかどうかを判断してもらうとのことでした。自宅に帰り返答を待っていると面談をすることになって、派遣の面談というものを全然しらずバイトの面接と同じに考えていたのです。

面談当日は派遣元の担当と一緒にいくことになり、会議室のようなところで2人の面接官と4人で始まりました。最初はほんとに緊張していたのですが、気づくとバイトの面接よりも軽い感じで、「何か他にやっていることとかありますか?」などけっこう世間話に近い感じで、笑いなどもでて簡単に終わってホッとしたのを憶えてます。それからすぐに面談がOKだった連絡が入り、開始日が2週間先の月曜日からで、ちょっとその間が何も働けなかったのが痛かったです。

派遣初日は緊張して担当との待ち合わせの1時間前にはカフェで待機し、頭の中で挨拶の言葉などを考え手に汗していました。初日出勤してみて、今まで事務系の仕事とかサラリーマンばかりの場所で仕事をしたことがなかったのですが、やはり経歴で事務系初心者でもとってくれる会社なので簡単な作業から教えてくれてほんとに助かりました。その会社は全員がスーツ着用だったので、バンドマンなのに会社員になったような気分でした。

その会社はほんとに単純な作業だけを派遣にやらせる会社だったので、お客さんからのクレームなどは社員がすべてやり、そのような仕事がなかったので結構キラクに仕事ができました。しかし段々仕事にもなれてきて、やる仕事が単調だと社員がやっている難しい仕事もやってみたくなったのですが、やはりそこは責任が取れない派遣だったのでちょっと悔しかったです。それからその会社は6年ぐらいいたのですが、単純な作業ばかりで何度も辞めようと思うこともありましたが、派遣の人が仲良い人ばかりで、仕事よりも人間関係で辞めなくて長く続けられたのだと思います。

それからも派遣元を別なところにも登録し、今では6社の派遣会社に登録しています。バンド活動と両立して仕事をやっていたのですが、やはり30代になるとバンド活動が少しづつ少なくなり、派遣での仕事がメインとなり、最終的にはバンド活動は停止しました。それから社員で働こうといっときは思いましたが、面接で何度か落ちてからはずっと派遣で働いてます。

今は派遣をしながら自宅で副業をしサラリーマンと同じくらいの年収にはなっているので、今のところは派遣でこの先もやっていこうと思います。派遣の仕事を何回かやってきて思うのは、派遣先によって重要な仕事まで任せてくれる会社もありますが、ほとんどがある程度マニュアルで出来たものしかやらせない会社の方が多いので、やりがいを見つけたい人にとっては退屈かも知れません。よく派遣切りとか言われる時期がありましたが、自分の場合事務系の仕事ばかりで、事務系の仕事でいきなり終了ですという人は今までまだ見た事がありませんね。やはり派遣は何かを目指している若者にとっては必要だと思いますし、それに何よりも時給が高いですので。